社会福祉法人青葉仁会:

 昭和55年(1980)、熱い思いをもって社会福祉活動団体「青葉仁会」がはじまりました

 知的障害者の入所施設をつくろうという計画は、当初障害児教育に携わった数名の教員からでした。当時この発起については「無理である」とか「夢だ」とかいろいろとありましたが、その動機となった経過は、身体や知的なハンディをもった多くの子どもたちにふれあい、その障害のある子どもたちのそれぞれの人生や社会参加にむかって共に力を尽くし、少しでも障害の状態が改善されるようにと願いながら日々の活動を続けていました。

 次々に養護学校を卒業していく子どもたちのその後の現状をみた時、彼らが生きるうえで遭遇している大きな困難から目をそむけることができませんでした。障害者に対し、今でも充分な施策がなされているわけではありませんが、施設づくりを発起した1980年頃の社会状況では障害をもつ子どもたちの進路保障をするほどには福祉施策が整備されておらず、適切な仕事をみつけることはおろか、福祉施設にも入れずにやむなく在宅障害者となり、外に出る機会も少なく、長年の間には年老いた親や兄弟などの世話をうけながら生活している卒業生が多く存在していました。その卒業生たちの悩みを聞く度に、あいるは困っている現状を見るにつけ、彼らと接してきた者としては身を切られるような思いしました。

 そしてこのような思いを重ねるうちに、いつしか障害をもつ子どもたちと接してきた我々の手で何とかしたい、あるいは、一助になりたいと思うようになりました。これが社会福祉法人青葉仁会の創設の発端でした。



◆いきいきとした人生を送りたいと願うすべての人に

 青葉仁会は、障害を持ちながらも生き生きとした人生を送りたいと願うすべての人に、健康管理、やすらぎとテラピー、余暇支援、そして就労支援などを通じてサポートを行っています。入所授産・更生施設の設備とスタッフが利用者の「地域生活」をサポート。利用者が安らぎと希望を感じる本物の心遣いのある場を作ることが私たちの使命と考え、きめ細やかであたたかなサービスと、洗練された環境を用意しています。

 社会的に自立する人のための入所授産施設と、比較的障害の重い人のための入所更生施設、これらは地域で生活する方たちにも開かれており、「通所」や「ショートステイ」をお申し込みいただくことにより、ご利用いただけます。

◆健康管理と栄養管理

 施設内には専任の看護士・栄養士がいますので、施設内での健康や栄養管理に基づいた利用者一人ひとりの行動プログラムを作成しています。またご家庭での健康や栄養管理のについても相談をお受けしています。

年2回(春・秋)の健康診断を実施
心電図、レントゲン、血液検査など
診断の結果にあわせ、それぞれに適した健康プログラムを作っています。

心と身体を癒す設備が整っており、必要に応じてご利用いただけます。

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